感情との上手な付き合い方

毎日の生活の中で、「ついイライラしてしまった」「気持ちが落ち込んで抜け出せない」と感じることはありませんか?

仕事や家庭、人間関係の中で生まれる感情は、時に私たちを苦しめるもののように思えるかもしれません。けれど、感情は本来「敵」ではなく、私たちに大切なサインを送ってくれる存在です。

|感情は悪者ではない

私たちはネガティブな感情を「なくしたい」と考えがちです。
しかし怒りや不安、悲しみには、それぞれ役割があります。

  • 怒り:自分の大切な価値観が踏みにじられたときの反応
  • 不安:未来に備えようとする警報
  • 悲しみ:失ったものを受け止めるための時間をくれる

こうした感情は、心の「声」「メッセージ」とも言えるのです。

|感情に振り回されないための3つのコツ

では、どうすれば感情と上手に付き合えるのでしょうか?
ポイントは「距離をとる」こと。

1. 感情に名前をつける

「私は今、怒っているんだな」「不安を感じているんだな」と言葉にしてみましょう。

名前をつけることで、感情が自分そのものではなく、一つの状態として客観的に見やすくなります。

2. 身体のサインに耳を傾ける

感情は身体に現れます。胸のつかえ、肩の緊張、呼吸の浅さなど。
まずは「体がどう反応しているか」を観察することが、感情の整理につながります。

3. 香りや呼吸でクールダウン

気持ちが高ぶったときには、意識して深呼吸をすることや、好きな香りをかぐことで、心を落ち着けることができます。
特にラベンダーや柑橘系の香りは「切り替えのスイッチ」として役立ちます。

感情と仲良くなると

感情を抑え込むのではなく、理解して寄り添うことで、自分の本当の気持ちや大切にしている価値観に気づくことができます。
それは「自分らしく生きる」ための大切な手がかりとなるでしょう。

感情との付き合い方は、一度で完璧に身につくものではありません。少しずつ、日常の中で実験しながら練習していけば大丈夫!

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🌿「感情はわたしを守るメッセージ」
そんな風に捉えられるようになると、毎日はもっと軽やかになりますよ。
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投稿者プロフィール

長南 百合絵
長南 百合絵くれたけ心理相談室(東京本部)心理カウンセラー
東京都品川区のメインルームを中心に、東京23区 神奈川県川崎市にて心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、ズームや電話等によるオンラインカウンセリングにて対応しております。

あなたにとってのウェルビーイング(=心も身体も健康な状態)を大切にしましょう。

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